スギ花粉症とはスギ花粉に対するI型のアレルギー反応により引き起こされるもので、くしゃみ、鼻水、鼻閉、目のかゆみなどを主症状とする疾患です。近年、スギ花粉症の患者さんが急増しており、人口の16.2%にも及ぶとする報告もあるほどです。写真はスギ花粉の顕微鏡写真です(当耳鼻咽喉科の院長が撮影しました。)。
当耳鼻科医院は、宮城県仙台市宮城野区に位置しておりますが、周辺の丘陵地にはかなり杉林も多いようです。
スギ花粉が本格的に飛び始めてから薬を飲み始めても、残念ながらすぐには十分な治療効果が得られないことが多いのです。スギ花粉本格飛散の2週間以上前から抗アレルギー剤の内服を中心とした治療を開始すると、明らかに良好な治療効果が得られることが医学的に立証されています。
近年の宮城県のスギ花粉の飛散開始日は3月上旬頃だったようです。仙台地区では2月上旬からの、抗アレルギー剤の内服を中心とした治療開始が望ましいと思われます。当院でも、この花粉飛散開始日前からの治療(初期治療)を積極的に行っていく予定です。
ちょっと気の早い感じがするかも知れませんが、うっとうしいスギ花粉の季節を乗り切るために、出来れば1月下旬〜2月上旬には受診していただければ幸いです。しんでん東耳鼻咽喉科では花粉症の患者さんを全面的にバックアップさせていただきます。