しんでん東耳鼻咽喉科
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 スギCryptomeria japonica)は、日本の代表的な針葉樹です。日本では戦後、建材や治水の目的で、国有林に広くスギが植林されました。宮城県仙台市の周囲の山々にもかなり広範囲に杉林は分布していますね。1960年後半より花粉生産力の高い樹齢30年以上のすぎ林面積が大きくなり、1970年前半よりスギ花粉症の患者さんが急増してきています。

20061128184710.jpg スギは雌雄同株で、一つの個体に雄花と雌花が存在しています。右の写真は、以前撮影したスギの雄花です。花芽分化の時期は一般的に6月下旬〜8月下旬でとされており、12月までに花粉と胚珠が形成されるようです。

 スギ花粉の生産量は前年7月の気象条件に強い影響を受け、前年7月の全天日射量、日照時間、最高気温、平均気温との間に正の相関関係が、降水量との間に負の相関関係があるとされております。2007年春にはどの程度飛散するんでしょうか?飛散予想が発表になりましたら、また、このブログでお知らせしたいと思います。
しんでん東耳鼻咽喉科@宮城県仙台市宮城野区JR小鶴新田駅前

 
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 スギ花粉症とはスギ花粉に対するI型のアレルギー反応により引き起こされるもので、くしゃみ、鼻水、鼻閉、目のかゆみなどを主症状とする疾患です。近年、スギ花粉症の患者さんが急増しており、人口の16.2%にも及ぶとする報告もあるほどです。写真はスギ花粉の顕微鏡写真です(当耳鼻咽喉科の院長が撮影しました。)。                                             
20061107194639.jpg 当耳鼻科医院は、宮城県仙台市宮城野区に位置しておりますが、周辺の丘陵地にはかなり杉林も多いようです。
 スギ花粉が本格的に飛び始めてから薬を飲み始めても、残念ながらすぐには十分な治療効果が得られないことが多いのです。スギ花粉本格飛散の2週間以上前から抗アレルギー剤の内服を中心とした治療を開始すると、明らかに良好な治療効果が得られることが医学的に立証されています。
 近年の宮城県のスギ花粉の飛散開始日は3月上旬頃だったようです。仙台地区では2月上旬からの、抗アレルギー剤の内服を中心とした治療開始が望ましいと思われます。当院でも、この花粉飛散開始日前からの治療(初期治療)を積極的に行っていく予定です。
 ちょっと気の早い感じがするかも知れませんが、うっとうしいスギ花粉の季節を乗り切るために、出来れば1月下旬〜2月上旬には受診していただければ幸いです。しんでん東耳鼻咽喉科では花粉症の患者さんを全面的にバックアップさせていただきます。

 
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20061102001612.jpg仙台市宮城野区のJR仙石線 小鶴新田駅前に建築中の当耳鼻科の完成予想図です。西側から見た外観をご覧頂いています。この建物の2階部分がしんでん東耳鼻咽喉科になります。
 
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